サウナでかく汗と岩盤浴でかく汗の違い

サウナでかく汗は、身体にどんな効果を与えるの?

 

サウナに入ると、誰でも大量に汗をかきます。体内から流れでる汗は、気化して蒸発するさい、身体から気化熱を奪います。この気化熱がカロリーを消耗し、汗として失われる水分とあいまって肥満や過剰体重者の減量・ダイエットに大きな効果をふるってくれるんです。

 

また、サウナによる筋温や血液温の上昇によってできた疲労物質は、汗となって体外に分泌されます。体温が約摂氏38℃になると、全身の汗腺から発汗がスタート。同時に毛穴にある皮脂腺から脂が、アポクリン腺からは鼻をさすような臭いが出て汗腺の機能を高め、皮膚や皮下組織を洗浄してくれるという仕組み。

 

これがサウナの“コンディショニング効果”と呼ばれる作用で、疲労をいやし労働や運動に適した身体状態をつくってくれます。そのうえ、汗とともに老廃物を排出しカロリーも消費することから、ボディケアにもすぐれているのです。

 

サウナの温度刺激は自律神経の調整力を高め、血行を促進します。また毛細血管内の血流もよくする効果があるのです。サウナに入ると脈拍がしだいに増えていくことからもわかるように、心臓の血液拍出量が増加します。したがって血液循環量も増え、酸素や栄養が全身に効率よく供給されるんです。